2015年9月23日水曜日

當光寺壮年会 役員会


秋彼岸法要の午前中、10時30分より
恒例の壮年会役員会を開きました。
年度後半に向けてこの会で、活動日程や内容などを皆で話し合い決定します。

直近で団体参拝も控えていることもあり、結構忙しいです。
壁新聞も作らなきゃ!

・・・と云う訳で、気が付くともうお昼。






暑さ寒さも彼岸迄とは云いますが、
今日はちょっと動くと汗ばむ陽気でした。

いつもお食事のお世話をして頂いて、ありがとうございます。

(事務局 山中)



2015年9月4日金曜日

平成27年度第3回 當光寺壮年会 旅の記録


平成二十七年夏 「親鸞さまゆかりのお寺めぐり」

曇天模様の続く八月末、今朝は小雨もぱらつきますが猛暑は一休み。
夏の終りが迫るなか壮年会夏期旅行の日を迎えました。
これは皆様にお配りした”旅のしおり”


8時30分 会員有志の面々が続々集合。


総員8名、点呼よし、準備よし、出発。


9時15分 三年前の旅行も同じでした。ハイエースグランドキャビンに乗込みます。
運転は山本会長にお願いします。



9時25分 首都高に入場、車の流れはスムースで快調にドライブ。
常磐道から圏央道に入って阿見東I.C.を目指します。
目的地に近付くと阿弥陀様が目に飛び込んできます。


◎ 浄土真宗東本願寺派 本山東本願寺 牛久大仏
10時20分 牛久大仏に到着。ん~わくわくしますね。


入場料は大人800円。



『おぉ良く来なさった』(あみださま)


『さぁさ はやくおいで』(あみださま)

發遣門という門をくぐると、


真正面にいらっしゃいます。みなさんどうか落着いて。




途中、鐘なんぞ撞いたりして、阿弥陀様のお足元へ近付いて行きます。


おううぁ~デカいっ!スゴいっ! 間近で見上げるとクラクラします。
何がなんだかよく解らない大きさです。
大きいのですが美しい。均整のとれた優雅な佇まいをしていらっしゃいます。
素晴しいです。


写真では大きさが伝わらないでしょう? 駄目押しで動画をどうぞ。



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さて背後に入口があって、胎内見学できます。様々な展示があるのですが、
これは阿弥陀様の組立て途中の図。部分ごとに鋳造したパーツを組上げていきます。


これは鉄骨の構造模型です。この骨組みの上に青銅の鋳物を取り付けてゆくのです。


足の親指の原寸大模型。人間の背丈ほどあります。FRP製でした。


地上85m、丁度阿弥陀様のお胸のところに展望窓があるのです。
さっきくぐった門があんなに小さい。



金一色、3400体の胎内仏に囲まれました。ここは永代供養のしつらえなんです。


駆け足で拝観しましたが、あっという間に時間切れ。来た道を戻ります。
そういえばあの門の上には釈迦三尊像がまつられていて‥‥
なるほど二河白道をなぞらえているわけです。


苑内のお食事処「利根」で昼食です。
中華そばは、日本中どこで食べても同じ味のアレでした。美味い!


12時20分 牛久大仏発。阿見東I.C.入場、圏央道で常磐道に戻って北上、
友部JCT.北関東自動車道を東へ、
東関道に入って茨城空港北I.C.を目指します。

13時10分 一般道に下りると里山と田畑に囲まれ緑一色の世界。
樹々の緑をかき分けるように県道18号線を南下してゆくと


◎ 関東二十四輩第三番 光明山無碍光院無量寿寺(鳥栖の無量寿寺)
13時30分 無量寿寺到着。白くて立派な大門が目立ちます。



入ると切り立つような階段が。


昇りきって山門をくぐれば御本堂。


なのですが、車で上れば本堂脇の駐車場まですっと行けます。
そばに親鸞聖人お手植の菩提樹がありました。


雨は何とか持ちこたえています。
御本堂の茅葺き屋根が圧倒的な存在感で迫ってきます。




御本堂にお邪魔して「讃佛偈」をおつとめさせていただきました。


御住職様がお留守でいらっしゃっるそうで、坊守様にお話しを伺いました。
1200年に及ぶ創建当時からのお寺の縁起を詳しく説明して頂きました。



最初は天皇の勅願寺として開かれたとのこと。
なるほど、お内陣の其所此処に今も菊の御紋が。







時が経ち、とある事情で無住となってしまい、



困った村人たちが親鸞さまの徳を聞き懇願して、
当地に親鸞さまと弟子の順信さまがお出でになり

お寺を復興したそうです。


復興といえば近年も五年の歳月をかけて
御本堂の復元工事をなさったそうです(平成十六年)。

重要文化財指定の御本堂なので、茅葺き一つとっても文化財対応の質が求められ、

それ専用の茅場で育てた密度の高いものを軽トラ120台分も使ったとのこと。
大変です。




お内陣の欄間がとても素敵です。
日光東照宮を手がけた職人の手によるものだそうです。





悠久に受け継がれる人々の願いに思いを馳せて。




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14時35分 無量寿寺発。さっき来た通りに戻って常磐道を南下。
15時45分 谷和原I.C.で高速を下り
今度は県道357号線を鬼怒川に沿って北上。県道354号線で左へ、
しばらくゆくとそこが、


◎ 関東二十四輩第一番 高龍山謝徳院報恩寺(坂東報恩寺)
13時30分 坂東報恩寺到着。
南側から向かう我々を出迎えるように山門が。傍らの石碑に「坂東報恩寺」。

性信さまは親鸞聖人の一番弟子にあたるお方でいらっしゃる。で二十四輩筆頭なのです。



目に見えぬ程で降る雨、ぎりぎり大丈夫です。でも足早に御本堂へ上がらせて頂きました。



御住職様に色々とお寺の縁起をご説明いただきました。
性信さまは鹿島神宮宮司の子で、若くして出家、
京都の法然聖人のもと浄土教を学びそこで親鸞さまと出逢う。


それからは常に親鸞さまのおそばで仕えたという。
越後へ付き添い、のちに関東へ招いたのも性信さまという。



歴史に二筋は無い、解っていてももし御二人が出逢っていなかったら? 
性信さまあって今の関東の門徒あり、感慨無量です。


おや何か掲示板があるぞ。なんだろう?


それにしても古刹らしい高い天井と薄暗い堂内。
時間が静止しているかのような安らかな空間です。


御寺から程近い処に「親鸞聖人舟繋之松」の遺跡があるそうです。
古くは下妻の庵から当地まで沼だったので、舟でおこしになったのだとか。
往時を偲ばせるお話しです。





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16時25分 坂東報恩寺発。北上して小島草庵を目指します。

一見すると只こんもりと薮に囲まれた大木がありまして、
脇道から入って行くと‥








◎ 小島草庵跡
17時00分 小島草庵跡到着。


四方を柵で囲い、石碑が一つ。


「煩悩を断ずることなく他力本願の念仏布教に徹する聖人の姿は
            慈愛と活力に満ち溢れた純粋崇高な仏の姿であった云々」

こんな文言が刻まれています。もしここに‥‥
などとつまらぬ思いを巡らすのは止めにして、
純粋に今ここにいる有難さに感謝するのが良さそうです。


裏手には古塔が四基。欽明天皇 用明天皇 聖徳太子 そして親鸞聖人なのだそうです。






日も暮れました。さぁ帰りましょう  (終)


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途中お腹空いたんで、守谷S.A.で夕食にしました。
あれ?!三年前はこんなじゃなかったよ。


なんかすごくきれいになってる。


いただきま~す。



ご参加いただいた皆様に、協力してくださった方々
そして何より各訪問先で暖かく迎えて下さいました皆様、
有難うございました。

(文;山中 / 写真;山中 永田)