2013年9月23日月曜日

當光寺壮年会 役員会


今日は10時30分より當光寺壮年会役員会を開きました。

年度半ば、秋彼岸法要にあわせて

下半期の壮年会の活動内容を皆で検討しています。





近日中に会員各位宛に後期スケジュールをご連絡いたしますので

よろしくお願いいたします。(事務局 山中)


2013年9月2日月曜日

平成25年度第3回 壮年会主催 夏の旅行の記録

「上州の湯煙とSLの煙の旅」に出発!


一昨年の再開より通算13回目となる今回の壮年会は、夏期恒例の旅行です。
酷暑の都会を離れて水上温泉郷へ向かいます。
9時30分 東京駅21番線、上越新幹線のホームに集合。
心配の空模様も今日はOK、一同晴れやかに出発です。


9時44分発 たにがわ405号は1時間程で高崎駅に到着。
ここで信越本線に乗換えて横川へ。
懐かしの115系、湘南カラーの車両に思わず笑顔。


11時53分 高崎から30分で横川駅にて下車。
かつてはこの先、碓氷峠を越えた線路も今はご覧の通り。


埋もれた線路を辿って歩くと「碓氷峠鉄道文化むら」なのです。
とりあえず皆で昼食に。横川と言えば釜めし。


先ずは鉄道展示館を見学。
往時の車両検修庫をそのまま使用しているのです。


右側に見える車両はここ碓氷峠専用の電機機関車、EF63。
整備重量108t 軸重18tは国鉄電機の中では最大。
しかも常時2両を重連で運用します。
重いと勾配で滑りにくい訳です。

機関室にも入れます。でも狭い!


EF63の前はED42が補機として活躍していました。
2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車(ピニオン)とかみ合わせることで急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とするアプト方式用の電気機関車です。
通常運用で碓氷峠通過列車の軽井沢方向に1両、横川方向に3重連の4両で運用されていました。貨物車や客車列車だと本務機と合わせて5両もの機関車がつながって走る様子は鉄道ファンには涙ものだったでしょうね。


アプト式の要、ギアホイール。


先人達が峠の急勾配と如何に格闘したかが偲ばれます。
鉄道記念物指定の看板も年代物です。


続いて屋外展示場へ。


数々の名機が置いてありますが、何と言ってもここは峠。
周囲をぐるりと山々に囲まれています。
山の濃緑を見てると其れだけで癒されます。



とはいえ、やはり展示車両が気になる訳で
触ってみたり、


じぃーっと見たり、


乗ってみたり、


あっあそこにも!


大いに楽しませていただきました。



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さて鉄道文化むらを後にして、次は「碓氷第三アーチ」へと向かいます。
多々ある鉄道遺産の中でも最大級のものです。
タクシーで山道を15分。山間を縫う様にして坂道を上ると其れはありました。



とにかく巨大です。煉瓦造です。明治25年です。驚きです。


横川に戻ってきました。あとは宿を目指します。
少し疲れたご様子。

15時46分 横川発信越本線
高崎で上越線に乗換えて水上へ。
17時24分 水上駅到着。


やはり疲れました。宿に車で迎えに来てもらいました。


今夜の宿「水上館」のロビーにて。
あとは温泉に入って、ご飯を頂いて寝るだけです。
(実際は深夜まで懇親会だったのですが.....写真割愛)

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水上館は峡谷の際に建っています。
ですので谷を流れる利根川の音が結構な音量で響いてくるのですが、
何故かうるさく感じません。
其れが自然の音だからでしょうか。
渓流を見ているといつまでも飽きません。



水上館客室より峡谷を見る

二日目です。
ゆっくりした朝を過ごし、正午のSL転車台見学に備えます。
駅前にて早めの腹ごしらえ。



水上駅前の蕎麦屋「くぼ田」。
SLに乗りに来た人にはステッカーがもれなく貰えます。



下りのSLみなかみ号の到着は12時07分。
時刻が迫るにつれ、駅前が騒がしくなってきました。
ホームでカメラを構える人、
線路脇で目を凝らす人、
みんながただ一つのものを待っています。
あっ来たっ!


みなかみ号到着!


転車台広場に多くの人が集りました。
此処で機関車は方向転換と給水給炭作業をします。
触れる程近くで見る事ができます。




転車台での様子

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みなかみ号乗車まで時間があるので天神平へ上ってみました。
駅前からバスで25分。谷川岳ロープウェイに乗ります。





ロープウェイは15分程で天神平に到着。
此処まで来ると結構涼しい。
勿論眺めは最高です。




さあ愈々みなかみ号出発の時間です。
たかが蒸機と仰る勿れ。思いのほか興奮します。
だって石炭燃やして水を沸かして走るんですよ!



みなさんテンション上がってます。



おっしゃー!



電車の旅とはひと味もふた味も違います。
汽笛の音が響くと何故か嬉しい。

途中駅での停車時間も無駄にはしません。
記念撮影大会です。





山をかすめ、田を横切り、橋を渡り、
車窓から鉄道の旅を感じます。
新幹線では味わえません。



沿線の見物客も沢山います。
何と言っても幼い子供が手を振りながら、
走って追いかけてくるのには心を打たれました。
楽しんでるのは乗ってる客だけではないのです。

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楽しい時間はあっという間です。
15時20分水上駅発 17時13分高崎駅着、2時間弱のSL乗車体験でした。
また一つ忘れられない思い出ができました。

心地よい疲れと、興奮の余韻のまま
17時41分 高崎発Maxたにがわ422号にて帰路につきました。

ご参加ご協力頂いた皆様、お疲れさまでした。そして有難うございました。(完)

(文と写真/山中、永田)